通称、「原付」と呼ばれるバイクは約50ccのエンジンを搭載するもので、一昔前では将来オートバイに乗ろうとしている若者の入門マシンとして、またちょっとした足の代わりとして使われていたものです。
当時はオートマチックのスクーターと通常のトランスミッションを搭載したものがあり、エンジンは瞬発力のある2ストロークエンジンを搭載したものがほとんどだったのですが、排ガス規制と騒音規制によって、ほとんどの原付が排ガス基準に合わせやすい4ストロークエンジンに燃費のいいCVTを組み合わせるようになり、事実上4ストロークスクーターの独壇場となりました。
悲しいのがエンジンパワーの低下で、2ストローク全盛の時に7.2psが相場だったのに、排ガス規制と騒音規制のおかげでその2つを満たした形で作るとなると4psにも達することができないのです。
7.2ps当時でも走行性能にかなりのストレスを感じて走っていたのですが、それが3ps以下ともなったらそのストレス量も半端ないものなのでしょう。
だからでしょうか、原付に乗っている人間の運転が荒いのは・・・、分からないでもありませんがゆっくり30km/hで走ってもらいたいです。
最近ではだいぶ減ってきてはいるようですが、まだまだ飲酒運転で検挙される方が多いのには驚かされます。
若い頃お酒を飲むと普通に歩くこともできなかったことを思い出しますが、大人になってお酒にもある程度免疫ができたとしても体の中では若い時と同じ事が起こっているのに、その状態で簡単に人を殺すことができる自動車を運転するなんて考えられません。
なかなか減らないために罰則もどんどん強化されているわけですが、まだまだ日本の罰則はあまいと思います。
まず呼気中のアルコール濃度によって罰則が違うということが大きな間違いです。
人によってはコップ一杯のビールでべろべろになってしまう方もいれば、ボトル一本あけても平気な顔をしている方もおり、アルコールの濃度だけで危険性を分けることはできないと思うのです。
要は飲んだか、飲まないかで、飲んでいることがわかるのであれば、それがほろ酔いだろうが泥酔だろうが同じ処罰を与える必要があると思います。
自分が原因で死んでしまうのであれば納得はいきますが、全く見ず知らずの人間の飲酒運転によって命を落とすことは、仕事で命を落とすぐらい悔やまれることです。
交通事故も一時に比べるとだいぶ減ったようですが、まだまだ「0」という事にはなっていません。
そもそもこの狭い国土の中でたくさんの車が走っている以上、それがどんな速度であってもどんな車であっても事故が起こるのは当然といえば当然です。
しかし、あまりにもドライバーの過失による事故や悪質な事故が多いために法律などが強化されたり、いろいろな捜査方法が生まれたりしているのです。
事故の当事者が逃げてしまうひき逃げや当て逃げなどでは、事故の見聞をする前に当事者を探す必要があるのですが、そういった捜査の中で最近特に効果的となっているのが、防犯カメラ映像です。
防犯カメラといえばちょっと前までは店舗の万引き防止や企業のセキュリティのために使われることが多かったのですが、最近では個人宅でも防犯カメラをつけている家もあったり、地方自治体や商店街などでも犯罪が多い地域や交通量の多い道路などで防犯カメラを設置したりするようになり、イギリスではありませんが町中いたるところに防犯カメラが付けられているようになりました。
そのほとんどはリアルタイムで誰かが監視しているというものではなく、何かしらの媒体に録画映像を記録しているのですが、そのいろいろなところにある防犯カメラ映像がひき逃げ、当て逃げの捜査にメリットをもたらしているようです。
最近の車には安全装備がたくさんつけられていますが、果たしてそれがどこまで有効なのか理解に苦しむことがあります。
短距離で止まることを目指したABSや前方への衝突を防ぐレーザーやカメラ画像を使った衝突防止装備、衝突安全ボディなどいろいろな理論の沿ったものがあるのですが、どれもこれも基本となるのは一人称。
交通事故というものは単独で起こす場合もありますが、ほとんどのものが相手あっての出来事、自分だけが安全運転して安全装備が満載の車に乗っていれば死亡事故などを防げるというものではありません。
例えば今話題の安全装備が満載の車でも、信号で停車しているときに後ろから突っ込まれることも多々あるのです。
日本の安全基準は前や横からの安全性を重視したものになっており、後ろからの安全性は二の次になっています。
いわゆるオカマを掘られるという事故には日本の安全基準では意味をなさないのです。
確かに安全装備が付いていないよりはついていた方がいいのですが、車を選ぶ時にあまり安全性ばかりを追っていても事故を起こす人は起こし、被害にあう時は被害にあうのです。
安全装備を付けたために10万円購入価格が上がってしまうのであれば、そのお金で自動車保険の車両保険を充実したほうがいいのかもしれません。
自動車保険というものは、大正時代に車が普及した来た時から存在するもので、歴史的にも非常に長い間親しまれています。
それによって自動車保険というものの形式やスタイル、お金の流れなどは確立されており、現在のスタイルが一番合理的ないものとなっています。
しかし、通販型自動車保険は、正式に取り扱うようになってからわずか15年という自動車保険の歴史から見ると非常に短い歴史しか持っていないのです。
基本的なものは一般的な代理店を通した店舗型自動車保険と変わりませんが、新たにインターネットという媒体を使ったことによって、店舗型自動車保険とはまた違った方向性が出ているのです。
例えば、加入者が入力した申し込みフォームの信ぴょう性、基本的入力されたものを信用する形で保険料というものを算出しているのですが、このデータに偽りがあったとしたら保険会社は損する形となります。
更に、インターネットを使うことによるセキュリティの問題、申込フォームにはかなり個人に迫った情報を入力するので、それが何かしらの影響で第三者に読み取られているとしたら大変なことになるでしょう。
基本となる自動車保険の保険構造は確立されてはいますが、インターネットを使うことによって影響される点がまだまだ煮詰まっていません。